過去ログ - 凛「涙の理由」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/15(金) 08:50:20.23 ID:8BpueHujo


花陽「真姫…ちゃん?」

真姫「あなた…また自分の気持ちに嘘ついて、押し込めたりしてないでしょうね」
  「あなたが追いかけないっていうなら、私が追いかけて、あの子……凛を貰うわよ?」

花陽「!!」

胸の奥に、強い衝撃が走る。
たった一年。諦めて、嘘をついて押し込めた本当の気持ちが溢れそうになる。
でも、身体は凍ったように動かない。自分への暗示は、自分が思っていた以上に強く効いていた。

真姫「……じゃあね、花陽。今の私には泣いているあなたに構っている暇は無いの」

花陽「まっ………て………」

上手く声が出せない。身体も動かせない。でも、諦めたくないという無自覚な衝動が花陽の中で暴れ、突き動かす。

真姫「何よ、見苦しいわね」

真姫の冷たい言葉が胸に刺さる。でも、今はそれも…



花陽「凛……ちゃんは……渡さない…!」



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