過去ログ - ちなつ「blueはどこへ消えた?」
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45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 11:56:26.39 ID:6oJFiQZgo
あかね「私がちなつちゃんを呼んだ理由を説明する前に、謝らなくちゃいけないことがあるの。私、あかりからちなつちゃんがこの前何をして、今どういう状況なのかをすべて聞いたの」

私は口をぽかんとあけたまま、あかねさんの話を聞く。
恥ずかしさは後からやってきた。

以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 11:59:51.30 ID:6oJFiQZgo
ふいに冷たい感情が私の中に満ちた。
私を、心配する? 
やめておいたほうがいい。
心配して、元に戻ってくれるだろうと期待してくれているのなら、それは買いかぶりだ。

以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:04:49.40 ID:6oJFiQZgo
ちなつ「――お姉ちゃん」

ともこ「え?」

私は現状況下から逃避したい気持ちにかられていた。
以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:07:43.06 ID:6oJFiQZgo
あかね「でも、それを伝えなかったのはどうして? 関係が壊れるのを、恐れたから?」

ともこ「そうじゃないわ! ただ、今まで通りでも満足いくかかわりができてるなって気付いたのよ。お泊まりまでしちゃったし……」

お泊まり。
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:09:41.80 ID:6oJFiQZgo
ともこ「ちなつから、切り出されるとは思ってなかったけれど」

あかねさんとお姉ちゃんは声を合わせて笑った。

ともこ「ごめんねちなつ。今日二人でちなつを遊びに誘おうって決めたの、私なの」
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:14:22.14 ID:6oJFiQZgo
お姉ちゃんはためらいなくトーストを小さくちぎり、

ともこ「はい、あーん」

あかねさんに食べるのを促した。私はいてもたっても居られなかった。
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:17:25.23 ID:6oJFiQZgo
インターホンを鳴らした。
この前のように緊張することは、もうなかった。

結衣『はい……ってあれ、ちなつちゃん!?』

以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:20:48.32 ID:6oJFiQZgo
結衣「これまで通り接するなんて、ちなつちゃんにはできないこと、分かってるから――私はちなつちゃんが無理してるの、悲しいな」

ちなつ「無理なんて、してませんてばぁ!」

私は声を荒げる。
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:24:21.86 ID:6oJFiQZgo
しばらく沈黙が続いた。

結衣「ちなつちゃん……ほんとに、信じていいんだね」

結衣先輩の目がきらきらと輝いていた。それは涙がそう見せていた。結衣先輩は、私を強く抱きしめてくれた。
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:28:09.83 ID:6oJFiQZgo
月曜日はすがすがしい晴れだった。
青空がどこまでも広がっていて、太陽はカンカンに照っていた。

私は太陽に近づいた気がしていた。
自分でもなにを考えているのか、よく分からなかったけど、とにかく自分は太陽に照らされていて、暑さよりもさわやかさの方が勝っていた。
以下略



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