過去ログ - ちなつ「blueはどこへ消えた?」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:07:43.06 ID:6oJFiQZgo
あかね「でも、それを伝えなかったのはどうして? 関係が壊れるのを、恐れたから?」

ともこ「そうじゃないわ! ただ、今まで通りでも満足いくかかわりができてるなって気付いたのよ。お泊まりまでしちゃったし……」

お泊まり。
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:09:41.80 ID:6oJFiQZgo
ともこ「ちなつから、切り出されるとは思ってなかったけれど」

あかねさんとお姉ちゃんは声を合わせて笑った。

ともこ「ごめんねちなつ。今日二人でちなつを遊びに誘おうって決めたの、私なの」
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:14:22.14 ID:6oJFiQZgo
お姉ちゃんはためらいなくトーストを小さくちぎり、

ともこ「はい、あーん」

あかねさんに食べるのを促した。私はいてもたっても居られなかった。
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:17:25.23 ID:6oJFiQZgo
インターホンを鳴らした。
この前のように緊張することは、もうなかった。

結衣『はい……ってあれ、ちなつちゃん!?』

以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:20:48.32 ID:6oJFiQZgo
結衣「これまで通り接するなんて、ちなつちゃんにはできないこと、分かってるから――私はちなつちゃんが無理してるの、悲しいな」

ちなつ「無理なんて、してませんてばぁ!」

私は声を荒げる。
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:24:21.86 ID:6oJFiQZgo
しばらく沈黙が続いた。

結衣「ちなつちゃん……ほんとに、信じていいんだね」

結衣先輩の目がきらきらと輝いていた。それは涙がそう見せていた。結衣先輩は、私を強く抱きしめてくれた。
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:28:09.83 ID:6oJFiQZgo
月曜日はすがすがしい晴れだった。
青空がどこまでも広がっていて、太陽はカンカンに照っていた。

私は太陽に近づいた気がしていた。
自分でもなにを考えているのか、よく分からなかったけど、とにかく自分は太陽に照らされていて、暑さよりもさわやかさの方が勝っていた。
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:31:26.45 ID:6oJFiQZgo
京子先輩は、相変わらず寝そべって漫画を読んでいた。
結衣先輩が課題のテキストを京子に見せる。

京子「ああそれ、そんなの夏休み最終日に全部やっちゃえばいいんだよ。てか夏休みは休みなんだから、休まなきゃだめっしょ。苦しむのは一日だけでいいって」

以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:33:14.92 ID:6oJFiQZgo
ちなつ「いいの……でも、とにかくあかりちゃんのおかげで、私は元気になれたんだよ」

あかり「……? なんだか良く分からないけど、役に立てたならなによりだよぉ」

そう、私はいろいろな人に感謝をしなければいけない。
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 12:35:56.24 ID:6oJFiQZgo
京子「今日は天気がいいし、これやろうよ、これ!」

結衣「先にお茶飲めよ。京子が淹れてって言ったんだろ」

京子「いやでもさ、これ、絶対楽しいって」
以下略



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