過去ログ - 【艦これ】春雨Lv1、出撃します
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111: ◆Cb7Sdmjf3Wkl[saga]
2014/10/09(木) 01:09:36.14 ID:3bg+qwu40
「失礼します」

深夜の鎮守府に春雨の声が響き、提督室の扉が開かれる。

入室した春雨はパジャマ姿だった。普段なら人目を忍んで訪れる時間だが、しかし今日は堂々と
した入室だ。

もっとも、そもそも普段と比べて人目が少ないのだが。

「どうした春雨」

執務机に腰掛けていた提督は雑誌のページをめくる手を止めて顔を上げた。

「間違っていないか気になりまして」

こんな時でさえ雑誌を読んでいられる提督に呆れた視線を向けてから、春雨は自分の机に向かう。

いや、まだ自分の、と言えるものではないだろう。秘書艦の机だ。

大規模な攻勢作戦の発動に伴って提督室に運び込まれた机だ。提督用の執務机よりいくらか小さい
が、それでもなかなか本格的な作りだ。

腰掛け、春雨は書類の束に手を伸ばす。

主力をほぼ総動員するような作戦中なのだ。必然的に軍の上層部へ提出する書類の量も増えるし、
そしてそれを纏めるのは秘書艦の仕事になる。

秘書艦。現在その役目を担当しているのが、春雨だ。



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