過去ログ - 【艦これ】春雨Lv1、出撃します
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114: ◆Cb7Sdmjf3Wkl[saga]
2014/10/09(木) 01:12:39.48 ID:3bg+qwu40
「司令官は、こんな時にこんなことしていていいんですか?」

十センチくらい離れて向き合う提督に、春雨は責めるような口調で問いかける。だが対する提督は
口の端をニヤリと歪めた笑みで、

「あいつらなら俺がいなくても大丈夫だろう。俺の仕事は仰々しく送り出して大袈裟に出迎えて、
何かヘマしたらその責任を取ることくらいだ」

「……」

言われた春雨は声が出ない。提督の適当な態度に呆れたのではない。提督が向ける絶大な信頼に
あてられたのだ。

「……そう、ですか」

これは嫉妬だ。頭では分かってもどうすることもできずに、春雨は提督から顔を逸らして机に
向き直る。ペンを握り直して、

「そんなに溜まってるなら町に行けばいいじゃないですか」

言い放つ。

秘書艦を担当することで、知らなくていいことを知った気がしなくもない。例えば町の方には
いくつか軍と契約した風俗店があることとか。

「忙しいとか言いながらそんなことは知ってるのか」

きっと苦笑いしながら言っているのだろうなという口調で言って、

「でも春雨じゃないと嫌」



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