過去ログ - 【艦これ】春雨Lv1、出撃します
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131: ◆Cb7Sdmjf3Wkl[saga]
2014/11/19(水) 02:43:18.25 ID:6iAjnChu0
映画はよく分からない間にという表現が一番しっくりくる感じで深海棲艦のボスを撃沈してハッピー
エンドを迎えた。どこかの神話にでも出てくる悪魔のような異形がボスだった。報告では女性型
だったと聞いているが、春雨も実物を見たわけではないし些細な問題だろう。
「……あれで良かったんでしょうか」
春雨の率直な感想がそれだ。
人類の存亡を賭けた艦娘達の戦い……を描いているのかと思いきや、若い女の子達のギャグシーン
中心だったような気がする。登場する艦娘も、個性豊か、というより個性が強すぎる。
「あんなもんだろ」
対する提督は気にした風でもなく映画館を出た町並みで歩を進める。
「……真面目な話、あれでいい。軍に批判的な感情を抱かせる内容や、機密漏れを疑いたくなる
ような正確な内容よりずっとマシだ」
「はぁ」
意外に真面目に見てたんですね、という言葉を飲み込んで、春雨は提督の隣を歩く。
そもそもこの男は、意外とやり手なのだ。漠然と仕事ができる男という印象だったが、秘書艦を
務めるようになってから少しずつ分かるようにもなった。最低限の仕事しかしていないように
見せかけて、艦娘達の見ていないところで仕事をしていることを。
良い上司ではあるが、良い軍人とは限らない。という提督の評価を聞いたことがあるが、自分が
提督が陰で地道な努力を重ねていることを知っている数少ない一人ということに特別な思いがする。
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