過去ログ - 【艦これ】春雨Lv1、出撃します
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139: ◆Cb7Sdmjf3Wkl[saga]
2014/11/19(水) 02:53:06.31 ID:6iAjnChu0
「もう!」

再びシャワーを浴びて服を着て、椅子に腰を下ろしてオレンジジュースで喉を潤しながらも春雨は
提督への怒りが収まらない。

「もうもうもう! どうしてゴムつけてるって先に言っておいてくれないんですか!」

言いながら春雨は二本目のジュースの栓を開ける。有料だが気にしない。

「びっくりしたか?」

「本気でびっくりしましたよ!」

提督はクスクスと笑いながら無料のお茶で喉を潤して、時計に目をやる。そろそろ時間だ。あまり
帰りが遅くなると、何していたのか聞かれた際の言い訳に困る。

春雨が二本目のジュースの瓶を空にするのを待ってから、提督は立ち上がった。

「じゃあ、帰るか」

「そうですね」

春雨も立ち上がって、部屋を出ようとする提督に続く。

「また来るか?」

最後に何を言っているんだこの男は。

本当にどうしようもない人間だ。指揮下の艦娘に、それも自分のような幼い艦娘に手を出して、
何度も何度も体を重ねさせて。提督と同じような立場の提督は全国に結構な数がいるようだが、
その中でもきっと最低クラスの駄目提督だ。

だから。

「たまになら、いいですよ」

すっかり熱も冷めて恥じらいで直視できない春雨は、少し目を逸らしながら、それでもそう答えた。


終わり



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