過去ログ - 【艦これ】春雨Lv1、出撃します
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37: ◆Cb7Sdmjf3Wkl[saga]
2014/08/24(日) 23:47:12.79 ID:k71sa0Df0
「えっ、ですから司令官さんはちゃんと仕事してるのかなって」

同じ質問を再び投げかけられた春雨が慌てて同じ答えを返すが、しかし提督は視線を手元の
雑誌に落としたまま続ける。

「そんな分かりきったこと確認するまでもないだろ」

そして雑誌をパタンと閉じた。

「それに、仕事してないって確認したのに帰らないしな」

図星を突かれて春雨は押し黙った。そして観念したように話し出す。

「最近、司令官に呼び出されることがなかったので……」

だいたい二、三日に一回は呼び出されていたものだ。確か三日連続ということもあった。それが
ここ一週間ほどご無沙汰になっている。呼ばれたいというわけでは無いが、これだけ日が空いて
しまうと何か不安になってしまったのだ。

「私のほかにも、誰かが司令官さんと、その……、夜に呼び出されてるのかなって」

提督がどうしようと自分には関係なければいいのだが、自分と提督の関係がどうにかなったら
どうしようかという不安が拭えない。

「私が必要なくなったら、また出撃させてもらえなくなるのかなって……」

尻すぼみになっていく春雨の声を聞き終えて、提督はため息を吐いた。



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