過去ログ - 【艦これ】春雨Lv1、出撃します
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50: ◆Cb7Sdmjf3Wkl[saga]
2014/08/28(木) 00:15:02.61 ID:DvIri6o60
「ふぅ……」
紅茶を一口二口飲んで、春雨は一息吐いた。紅茶の良し悪しの分からない春雨でも分かるほど
濃かったり渋かったりとまちまちだったが、最近は随分安定しているように感じる。提督の
紅茶を淹れる腕が上がったのだろうが、これ自分がやらないといけないんじゃないかと春雨は
時々思う。
提督室の中央あたり、折りたたみのテーブルを提督と二人で囲みながら、春雨はティーカップを
傾ける。提督が色々置いて手狭になりつつある室内を見やっていると、提督がしみじみ言った。
「お前も成長したなあ」
着任してからそれなりの時間が経過したものだ。春雨は両手を自分の胸に当てながら、
「……そうですか?」
成長期のはずだが、胸が大きくなったという感覚は今一つ無いし、背もほとんど伸びていない
はずだ。年単位の時間が過ぎたわけではないし、当然かもしれないが。
春雨が難しい顔で自分の胸を揉んでいると、提督は眉間に指を当てていた。
「どうしました?」
「胸の話じゃなくて、練度の話なんだがな……」
言われて春雨は顔を真っ赤にして、ハッとして両手を胸から離した。
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