過去ログ - 咲「愛を失くした日」爽「愛が芽生えた日」
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83:ミスしちった[saga]
2014/09/06(土) 01:10:13.71 ID:e+Py3xHv0
止まない雨音が耳を痛くする。

そんな日は決まって、くしゃっとした顔を見せながら笑う爽の処へ行った。

あの人と顔立ちも背格好も髪の色も口調も、どこも全然似てなんかいないのに。
以下略



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/06(土) 01:16:02.23 ID:e+Py3xHv0



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以下略



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/06(土) 01:29:39.97 ID:e+Py3xHv0
咲から届いたメールに途中で気づいて、

行き違いにならないといいがと心配していた爽はホッとしたように息をはいた。

辺りを見渡し、近くに信号も横断歩道も見当たらないのを確かめると濡れたガードレールに手をかける。
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86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/06(土) 01:41:29.53 ID:e+Py3xHv0
咲「あなたに、会いに」

爽「奇遇だな。私もだ」

咲 「……ちょっとだけ、傘持っててください」
以下略



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/06(土) 01:52:35.10 ID:e+Py3xHv0
咲「―――別れましょう。……さようなら、先輩」

それだけ言うと咲は相手の返事も聞かずにぶつりと電源を切った。

爽「…それだけでいいのか?」
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88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/06(土) 02:03:45.24 ID:e+Py3xHv0
あんなに重苦しく降り続いていた雨足もいつしか治まってきたようで、

傘を打ち付けていた雨音は優しいものへと変わっていた。

爽「…止まない雨なんて無いんだな」
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89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/06(土) 02:13:52.53 ID:e+Py3xHv0
咲「私も…あなたの側に居たい…っ」

顔を歪ませて最後は叫ぶように言葉を吐いた咲の表情に、言葉に。

爽もくしゃりと顔を歪ませて握った手をぐいと引っ張る。
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90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/06(土) 02:22:58.23 ID:e+Py3xHv0
咲「ん…っ」

爽「…好きだ」

咲「私も、あなたが好きです」
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91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/06(土) 02:26:19.80 ID:e+Py3xHv0
もうちょっとだけ続きます

咲の恋人はあえて明かさないでいこうと思ってたんですが、
ちゃんと名前出した方がいいんでしょうか


92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/06(土) 02:30:51.81 ID:ctFU0DX2O
乙 個人的には恋人は謎な方がいいかな


93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/09/06(土) 02:34:20.75 ID:pi5ch7W50
乙です いいねいいね感動した
自分も謎で良いとおも


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