過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/22(金) 02:49:12.90 ID:cJE77PeQ0
ー町

魔女「この町は、活気がありますね!」

旅人「声をだすな」

魔女「しっー」

旅人「…………」

魔女「…………」

旅人「この町は、石炭や鉱石といった鉱物資源だけでなく、宝石が多く取れることで有名な町だ」

魔女「へー」

旅人「安く宝石が買えるとあって、多くの人が訪れる」

魔女「ということは、悪い人たちも……」ひそ

旅人「察しがいいな」

旅人は、魔女を抱き抱える。

旅人「帽子を深く被れ」

魔女「わかってます」ひそ

旅人「この町には自警団がいるが、金次第で何とでもなる」

魔女「お金次第で……」

旅人「だから」

魔女「あれ美味しそう……」ぼそっ

旅人「あれは、この町一番の焼き菓子だ」

魔女「ふーん」

旅人「サクサクの芳ばしい皮に、とても甘い豆の餡が入っている」

魔女「そうなんですか」

旅人「…………」スタスタ

魔女「食わせろ!」ぺちこん!

旅人「っ!」

まいどあり!

旅人「二度と仮面を叩くな」

魔女「んー!んふふ!」

旅人「…………」

魔女「ありがとう!」

旅人「……」

魔女「お、えまめさんにいったのでそ!」

旅人「…………」

魔女「…………ふふ」もむもむ

ー鍛冶屋

旅人「頼んだぞ」

魔女「ちゃんと、刃の手入れはするんですね」ぺろぺろ

旅人「指を舐めるな。一人前の女は、そんなことはしない」

魔女「一人前の女、一人前の女って。一人前の女になったら、本当に勇者を倒せるのですか?」


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