過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
1- 20
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/23(土) 03:47:51.11 ID:fUBldNlV0
旅人「湯に入れると、美味しいらしい」

魔女「ふーん」

ー夜

魔女「美味しい!とてもとてもとっても!」

旅人「良かったな」

魔女「はい!」

旅人「ふー……」

魔女「おかわり!」

旅人「自分で入れてくれ」

魔女「はーい」

旅人「ふー……」

魔女「あ!」

旅人「どうした」

魔女「あなたの分しか、残っていません」

旅人「食べていいぞ」

魔女「いけません!」

旅人「じゃあ……」

煙草の火を消し、魔女のお椀を手に取る。

旅人「半分こしよう」

魔女「結局、あなたの分は減りましたよ!」

旅人「これでいいんだ」

魔女「よくないです!」

旅人「これでいいんだ」

魔女「…………」ぷくー

旅人「一人前の女になるには、今の時期、たくさん食べないといけないぞ」

魔女「?」

旅人「大きくなれないからな」

頭をぽんぽん。

魔女「大きく……なれますか?」

旅人「いっぱい食べて、いっぱい寝て、いっぱい動いたら」

魔女「…………」

旅人「ごちそうさまでした」

魔女「はやっ!」

旅人「冷めてしまうぞ。もったいない」

魔女「……ふーふー」

旅人「……」

魔女「はい!」あーん

旅人「なんだ」

魔女「あと一口だけでも、食べて下さい!」

旅人「……あむ」

魔女「いひひ!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
132Res/127.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice