過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/24(日) 01:49:27.97 ID:vqPxAEM10
ぷぴぱ〜ぽぽ、ぷぴぱぽぺぺ〜♪

爺「これで、麺屋にもなれるな」

魔女「えー。麺屋は嫌です」

爺「ふふっ」

魔女「お!この、大好きお父さんという曲を演奏して、あの人を泣かしてやろう」

爺「はい。わし特製、スイカジュースをどうぞ」コトッ

魔女「…………」

爺「どうした?」

魔女「え?」

爺「お父さんが、恋しいか」

魔女「……私に、お父さんはいません」

爺「それはすまなかった」

魔女「顔も覚えていないんです。だから、気にしないで下さい」

爺「…………」

魔女「んふふ!これ美味しい!」

爺「おかわりは、いくらでもしてよいからな!」

魔女「ありがとうございます!」

ー夜

爺「これから客がたくさん来る。奥の部屋で、休みなさい」

魔女「はーい」とてとて

藁の扉を抜け、短い木の廊下を進むと、煉瓦の部屋に辿り着きました。

魔女「変な家」

ー夜中

旅人「これでいいですね」

石のテーブルの上に、ドン、と麻袋を置いた。

爺「仕事がはやいな」

旅人「それで」

爺「教えることは教えたよ」

旅人「仕事が早いですね」

爺「ふっ」

旅人「ありがとうございました」

爺「うむ」

旅人「……」

爺「あの子は眠っている。今日は泊まってゆけ」

旅人「では、お言葉に甘えて、お世話になります」

爺「うむ」

旅人「…………」スタスタ

爺「…………」


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