過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/25(月) 02:22:49.07 ID:qBGqkG6s0
ー町

魔女「人が少ないですね」

旅人「魔族と人間の国境に近いからだ」

魔女「そっか……」

旅人「あそこなら、調味料が売ってそうだな」

魔女「行ってみましょう」

ー店

幼婆「いらっしゃいませなのじゃ」

旅人「調味料はあるか?」

幼婆「うむ。たくさんあるぞ」

魔女「これ、全部調味料ですよ!」

幼婆「そう。この店は、調味料専門店なのじゃ」

魔女「へー」

旅人「これだけ多いと、逆に困るな」

幼婆「どれ。わしが見繕ってやろう。何を作りたいか申してみよ」

魔女「不味い干し肉を、美味しい干し肉にしたいのです!」

幼婆「肉は人肉か?」

魔女「違います!!」

幼婆「ほっほっほっ!婆さんの冗談じゃ。て、誰が婆さんじゃあああ!!」

魔女「あのじじいみたいに、めんどくさい人」ぼそっ

旅人「やめなさい」

幼婆「金はいくら払える」

旅人「これで頼む」チャリリン

幼婆「ふむ。中々苦しいみたいじゃのう」

その時、外から爆発音が響いてきた。

魔女「何々!?」ぎゅ

幼婆「人間が現れたのじゃろう」

魔女「どうして人間が?」

幼婆「お前さんは知らなくてよい」

魔女「私は今まで、たくさん人が死ぬところを見てきました!」

幼婆「ほうか。ならば、余計知らなくてよい」

魔女「どうして?」

幼婆「それを知ると言うことは、死を受け入れることに等しい。それでも聞くか?」

魔女「…………」

幼婆「さてと」

幼婆は、ほいほいと、いくつか調味料を見繕った。

幼婆「持ってゆけ」

旅人「…………」

幼婆「サービスじゃ!」うぃんく!

旅人「ありがとうございます」

幼婆「おっと」


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