42: ◆oZf06d53Imn3[saga]
2014/08/28(木) 12:28:52.28 ID:hvTMYTX0o
結局、私の頭は海未ちゃんの太ももの上に戻ってきてしまいました。
横目で太ももを確認すると、白くて柔らかい皮膚の下にちょっとだけ血管が見えてとっても
……ってなんでこんなところを確認しているのかな私は。
「えっと、今は……」
「大丈夫です、まだあれから5分ほどしか経っていませんよ」
「あ、そうなんだね。良かった」
あはは、と苦笑いをすると海未ちゃんは優しく私のおでこに手を当てます。
「熱は無いですが、昨日の今日ですし保健室に行きますか?」
「えっ……大丈夫だよ。ちょっと感極まっちゃっただけというか」
「そうですか?本当ですか?」
覗きこむように顔を近づけて念を押してきます。
その拍子に海未ちゃんの髪がはらりと揺れて、私の顔の近くを横切りました。
これが……海未ちゃんの匂い……。
「だだっ、だだだ、大丈夫大丈夫ほら元気元気……ンガッ!」
元気アピールをするために身体をぱっと起こそうとして再度海未ちゃんと激突しました。
そして、さっきより痛かった……。
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