63: ◆oZf06d53Imn3[saga]
2014/08/29(金) 02:32:12.35 ID:dxfoKUYro
「私は、私の思いで精一杯でした」
「授業中、精神統一しないと想いが溢れてきて止まらないんです、大変でした。ことりと穂乃果に怪しまれて」
「私も、この想いが普通でないことを知っていました、だから、上手く伝えられませんでした」
「その結果が今日です。よっぽど嫌だったのでしょう!何も考えずに雨の中走りだして……」
花陽は、なんだかおかしくなってきました。
海未ちゃんが思っていることが、全部、花陽の思っていたことと同じだなんて……。
私の悩んでいたことが、海未ちゃんの悩んでいたことと重なっていたなんて。
私の喜びが……。
海未ちゃんと同じ喜びだったなんて。
「嫌悪、……したかもしれません、それも……当然のことです」
「だから私は謝らなくてはいけません」
海未ちゃんは、必死に想いを伝えてくれています。
とても苦しそう。
だから、私は。
「海未ちゃん、ありがとう」
胸からあふれ出してくる気持ちと一緒に、海未ちゃんを抱きしめた。
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