過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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◆WHzNz9zb1A
[sage saga]
2015/11/09(月) 04:32:07.22 ID:hKXGv7fZo
彼が掲げた携帯端末には、一件の海軍広報が着信されていた。
題名は【先日の内地侵攻型深海棲艦の残存個体の撃破報告と分布について】。
その横には、小さくプリントし直された周辺海域の地図。
相当数の残党が撃破されていること、それもここからそう遠くない海域でされていることが示されていた。
グラハム「彼女に入渠の必要性があったということは、深海棲艦と交戦したということ」
グラハム「その際、偶発的に此処に通じる道ができた可能性があるとするなら……」
グラハム「奴らの攻撃で、以前見た建造物のようにコンクリートやアスファルトヘ穴が空くこともあるだろう」
叢雲「まさかあんた……!」
グラハム「そう! 彼女は我々から見えない位置……つまり!!」
グラハム「下水にいる!!!」
――――――――
グラハム「……………!!!」
叢雲「……」
グラハム「ぬぅぅぅ………はぁッ!」
叢雲「……」
……一応、補足しておく。
基地そのものに浄化作用と循環機能があるここは、確かに地下も多くの設備を有していたりする場合が多い。
下水も、もしかすれば侵入経路になりうるかもしれない……が・
叢雲「そもそもA監視対象のあんたの檻で、下水は普通真っ先に封鎖しとくわよねそりゃ」
グラハム「……むう……」
叢雲「ま、私としてはあんたの空振る姿が見れただけ良かったけど。ぷくく」
叢雲「で? 実際のところ、どうなの」
グラハム「……」
叢雲「プランAが駄目なら終わり、てタマでもないでしょ。司令官殿」
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