過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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◆WHzNz9zb1A
[sage saga]
2015/12/11(金) 05:59:02.62 ID:MTcjzCmDo
男の方は大きな緑色の防護バイザーに目元を隠した褐色の青年。
服装は国防色の軍装ではなく、鎧のような装甲防弾衣に身を包んでいる。
女の方は顔を白い布……メンポで覆い、目元は強い化粧を施した派手目な外見。
ノースリーブにへそまで見せる刺激的な軍装も、マリダ中尉とは対照的だ。
両者を並べてみても、同じ職種には全く見えない。
叢雲の言うとおり、ケンペイと一言で言っても違いははっきりしているようだ。
あきつ丸「ひどい怪我なのであります……今、手当をさせて頂く」
叢雲「大丈夫? もう平気よ、安心して」
脱走艦「!?……?!」
我らより二歩前に出たマリダ中尉の後ろで、未だ状況を飲めぬ脱走艦。
うろたえる彼女の肩を、左右から支えるように叢雲とあきつ丸が寄り添った。
「わからない」なんて言っていた彼女であったが、いざとなるとこうして真っ先に支えようと前に出る。
光栄な事だ、彼女が私の一番最初の部下なのだから。
マリダ「その口ぶりを見れば、やはり正規の届け出はしていないと見える」
マリダ「お前ら人粋派のやり口はいつもそうだな。反吐が出る」
Vパッラ「あんたにどう思われようが知ったこっちゃねえんだよ、こっちのやり方とやかく言える立場かコラー!」
Bダーガ(シャムス、スラング出てる。止めなよみっともない)
Vパッラ(おい、ビズ中はケンペイネームで呼べって……!)
Bダーガ(はいはい)
Bダーガ「……で? どうしてくれるのかな、マリダ=サン」
Bダーガ「【脱走艦の捜索任務に協力して頂いた】のでも、【脱走艦を不当に匿い捜査を妨害した】でも」
Bダーガ「こっちとしてはどっちでもいいんだけど……?」
マリダ「……屑が」
グラハム(まずいな、連中退く気は全く無いらしい)
グラハム(……ここは一つ、弄してみるか……)
Vパッラ「あぁ……?」
Bダーガ「んー?」
マリダ「!」
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