過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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297: ◆WHzNz9zb1A[sage saga]
2015/12/11(金) 05:59:02.62 ID:MTcjzCmDo
 男の方は大きな緑色の防護バイザーに目元を隠した褐色の青年。
 服装は国防色の軍装ではなく、鎧のような装甲防弾衣に身を包んでいる。
 
 女の方は顔を白い布……メンポで覆い、目元は強い化粧を施した派手目な外見。
 ノースリーブにへそまで見せる刺激的な軍装も、マリダ中尉とは対照的だ。

 
 両者を並べてみても、同じ職種には全く見えない。
 叢雲の言うとおり、ケンペイと一言で言っても違いははっきりしているようだ。
 

あきつ丸「ひどい怪我なのであります……今、手当をさせて頂く」

叢雲「大丈夫? もう平気よ、安心して」

脱走艦「!?……?!」


 我らより二歩前に出たマリダ中尉の後ろで、未だ状況を飲めぬ脱走艦。
 うろたえる彼女の肩を、左右から支えるように叢雲とあきつ丸が寄り添った。

 「わからない」なんて言っていた彼女であったが、いざとなるとこうして真っ先に支えようと前に出る。
 光栄な事だ、彼女が私の一番最初の部下なのだから。


マリダ「その口ぶりを見れば、やはり正規の届け出はしていないと見える」

マリダ「お前ら人粋派のやり口はいつもそうだな。反吐が出る」

Vパッラ「あんたにどう思われようが知ったこっちゃねえんだよ、こっちのやり方とやかく言える立場かコラー!」

Bダーガ(シャムス、スラング出てる。止めなよみっともない)

Vパッラ(おい、ビズ中はケンペイネームで呼べって……!)

Bダーガ(はいはい)

Bダーガ「……で? どうしてくれるのかな、マリダ=サン」

Bダーガ「【脱走艦の捜索任務に協力して頂いた】のでも、【脱走艦を不当に匿い捜査を妨害した】でも」

Bダーガ「こっちとしてはどっちでもいいんだけど……?」

マリダ「……屑が」

グラハム(まずいな、連中退く気は全く無いらしい)

グラハム(……ここは一つ、弄してみるか……)


Vパッラ「あぁ……?」

Bダーガ「んー?」

マリダ「!」


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