過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part11
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◆zvY2y1UzWw
[sage saga]
2015/04/03(金) 23:48:25.00 ID:c+C6lj+M0
何気なく、美波はクーラーボックスからシャッターに視線を移した。
素人が見てもシャッターの仕組みなどわかるわけもないのだが、ただ無意識に全体を見ようとしただけだった。
美波「!」
そして、彼女の視界に入ってきたのは、天井を這う黒い不定形の…
美波「……ふっ、伏せてぇぇ!!」
加奈「は、はいっ!?」
こずえ「ふぁ…?」
加蓮「え?」
仁加「あっ」
ダンダンダンダンダンダンダンダンダンッ!!
叫んだ瞬間、引き金から離してあった指を自らの意思で引き金にかけ、そして銃弾を放った。
『ピギャ…!?』
天井からパラパラと砕けちった核が落ち、黒い泥と共に地面に落ちる前に消えていった。
こずえ「きえたのぉー…」
加奈「えっ…カース…?」
仁加「…上にくっついてたかぁ、気付かなかったの」
美波「…………や、やった…の、かな…?」
ラウネ「みごとにあてることができましたね、せいちょうです」
美波「よ…よかったぁ…」
天井に張り付いていたカースを見つけてとっさに撃ったはいいものの、反射的に撃たないという事に緊張してしまったらしく、へたり込んでしまった。
仁加「あっ、美波お姉ちゃん大丈夫なの?」
美波「……今、怖かったのを我慢してたから…。それより、シャッターに傷とかは…?」
加蓮「ちょっと弾が当たった跡は残ってるけど…壊れてないみたい。すごく丈夫なんだねこのシャッター」
美波「よかった…穴だらけになったらどうしようかと…」
仁加「助かったけど、無茶しちゃダメなの、ぷるぷるしてるの」
こずえ「ぷるぷるぅー…」
加奈「ぷ、ぷるぷるって…もう少し別の言い方もあるんじゃ…あ、立てますかっ?手を貸しますよ」
美波「あ、ありがとう…」
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