過去ログ - 金糸雀「カナは…私は…わきまえない」
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51: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 01:17:18.94 ID:Qai9iD9r0
「もう何度目のお茶会かしら…」

「ふぁ〜〜、よく飽きないですねぇ。真紅」

「仕方がないわ。他にやることがないんだもの」
以下略



52: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 01:22:41.85 ID:Qai9iD9r0
「…お父様はお忙しいのよ…。今にきっと第7ドールを連れていらっしゃるわ。…きっと…もうすぐ…」


自分に言い聞かせるように…声を絞り出すように喋る真紅。
お父様が姿を現さなくなって もうどのくらい経ったのか…数えたくもない。
以下略



53: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 01:25:38.19 ID:Qai9iD9r0
「なんと心震えるトラジコメディ(悲喜劇)。素晴らしい!」

「観客の皆みな様。惜しみない拍手を」パチパチパチ…

「――――さぁ、お人形さんがた。幕は上がりました」
以下略



54: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 01:27:41.66 ID:Qai9iD9r0
 
いきなり現れたウサギは『ラプラスの魔』と名乗った。
彼はお父様が用意した『アリスゲーム』のルールを話し、旅立つように促したかしら。


以下略



55: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 01:29:52.34 ID:Qai9iD9r0
「だったら私は戦う方を取るわ。勝ちさえすればなれるのだもの」


「至高の少女(アリス)に」

以下略



56: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 01:50:25.87 ID:Qai9iD9r0
 
一瞬だったかもしれないし、けっこうな時間が経っていたかもしれない。
私は悩みに悩んだ末、沈黙を破りお父様の扉の一つに手をかけた。


以下略



57: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 01:59:47.70 ID:Qai9iD9r0
「良い考えが浮かびました!戦わなくてもよいのです」

「えっ?ほ、本当なの?」

「えぇえぇ、そうですとも。何も戦う必要はありません。お友達になってしまえばいいのです」
以下略



58: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 02:03:02.95 ID:Qai9iD9r0
 
こうしてアリスゲームは幕を開けた。
本格的なアリスゲームはまだ先の話だけれど、それでも小さな戦いは起きたかしら。

今まで一緒に過ごしてきた姉妹が敵になる。
以下略



59: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 02:07:33.25 ID:Qai9iD9r0
 
今まで会ってきた人間たちは生命力に満ちていた。
絶望に暮れる人。挫折して挫ける日々。それでも立ち上がっていく。
生きるって大変なことだけど、胸を張って明日へ繋げていく。

以下略



60: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 02:11:01.15 ID:Qai9iD9r0
「行くしかないわ。金糸雀!」

「かしらっ …! 真紅!うしろ」

「!!」
以下略



61: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 02:22:07.18 ID:Qai9iD9r0
 
いいえ。違うわ。
『わきまえない』で扉に飛び込んだ。
だから みっちゃんに出会うことができたのかしら!

以下略



62: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 02:24:20.11 ID:Qai9iD9r0
 
真紅と水銀燈のアリスゲームを聞いてから
私のアリスゲームはなんなのか ずっと考えてたかしら。


以下略



63: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 02:30:53.88 ID:Qai9iD9r0
 
――――みっちゃんのマンション


「けっこう省いたけど こんな感じだったかしら」
以下略



64: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 02:34:52.98 ID:Qai9iD9r0
「最初はデレデレなのだけど 途中で突然不機嫌になるかしら」

「しかも意味もなくかしら。最初は驚いたけど、今ではあれも素だったのかなって」

「デレデレの姿が思い浮かべないです…」
以下略



65: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 02:53:05.67 ID:Qai9iD9r0
「続きはまた今度にしましょ。次は貴女の話も聞きたいわ。雪華綺晶」

「そうですね。面白いかどうかはわかりませんが…」

「その時に先ほどのお話の続きもお願いいたしますわ」
以下略



66: ◆w1MAf1o5YCsy[saga]
2014/08/24(日) 02:55:52.61 ID:Qai9iD9r0
雪華綺晶の話もあるのですが、今回はこれで終わりです。
お疲れ様でした。


67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/24(日) 03:03:48.18 ID:13zp/JibO



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/24(日) 13:58:45.00 ID:IxC9ZjA+o

カナは本当にいいね…


69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/25(月) 07:53:10.12 ID:CB2K7pPT0


金銀は本当にいいものですね
金さんは大人の事情で話がバッサリ切られてるからねぇ


70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/25(月) 15:10:02.94 ID:N3MfU3y7O

カナは愛らしいなあ


71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/25(月) 22:43:40.91 ID:7u9uVGQ80
乙です
原作になぞらえたカナの話とっても良かった


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