過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼン】
1- 20
291: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2014/11/18(火) 11:30:42.51 ID:VQgPk04n0

ドレッドノート「しかし、それで良かったのかもしれぬ。わらわが生まれておよそ10年はそれでも穏やかな時であった」

ドレッドノート「そして、グレートウォーも何だかんだ言って無事に生き延びて満足に退役したのだ」

ドレッドノート「――――――贅沢ものよな」

朗利「…………だから、寂しいんですか?」

ドレッドノート「まあね。わらわとしては、そなたの国で今も愛されている三笠が羨ましく思っておる」

ドレッドノート「三笠もイギリス生まれで、日英同盟時代に大英帝国から大日本帝国に下賜された艦であるからな」

朗利「そうだったんですか」

ドレッドノート「正直に言って、わらわは三笠が羨ましい」

ドレッドノート「前弩級戦艦でありながら、わらわよりも遥かに大切にされて今もその亡骸は残っているのであろう?」

朗利「はい。一度、見に行きますか?」

ドレッドノート「ああ。楽しみにしているよ」

ドレッドノート「それにそういう意味では、三笠と同じぐらいに同じイギリス生まれの金剛が羨ましい」

ドレッドノート「日本最初の超弩級戦艦でありながら、第二次世界大戦まで30年余りを主力として戦い抜いたのだ」

ドレッドノート「三笠ほどではないにせよ、日本人は本当にモノを大切にしてくれるな。――――――誇るがよい」

朗利「いえ、当時の事情としてはワシントン海軍軍縮条約で10年間は新造艦が造れないからそうせざるを得なかっただけで…………」

ドレッドノート「それでも! わらわよりも遥かに名誉ある軍艦としての生き様を華々しく貫けたのであろう?」

朗利「……はい」

ドレッドノート「どんな事情であれ、結果として未来に残されたものの価値は尊い。それが文化や伝統として国の誇りとなっていくのだ」

ドレッドノート「どうやらこれで祖国への道が開けたようだな」

朗利「確かに。これで喜望峰を回ることなく、運河ルートでイタリアに行けますね」

ドレッドノート「そこはわらわの祖国を言って欲しかったものだな、この大うつけめが」

ドレッドノート「それに喜望峰から回らねば、あんな狭い運河を進めるものか――――――あ、母艦と補給艦だけで十分だったか。艦娘だから」

朗利「え? 女王陛下も祖国へ行きたいのですか?」

ドレッドノート「当たり前じゃ。極東の地で肉体を持ったとしても、わらわの起源である祖国への望郷の念は捨てられん」

ドレッドノート「あれから1世紀もたったのだ。祖国があれからどうなったのか、気になるだろう?」

朗利「そうですか。女王陛下も遣欧使節作戦に参加――――――っと」カキカキ




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
869Res/1806.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice