過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼン】
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827: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/02/17(火) 10:31:44.80 ID:vjaZff0t0

佐和山城「…………フゥ」

名護屋城「よくお休みになられましたか?」

佐和山城「…………たった数時間前の話だというのに、【兜】共の居城が壊滅するとは自分がやったとはいえ今でも信じられん」

佐和山城「あの石田少将に罵られ、一人 外に飛び出したところを野盗共に襲われて、それで不覚にも敵の虜になったかと思えば、」

佐和山城「謎の光の後にどこからともなく石田少将が現れて【兜】の基地を混乱に陥れて、それで私を助けだして、」

佐和山城「そこから私はひたすら汚名返上に【兜】を倒し続けて、ついに【大将兜】との一騎討ちになって、最期を迎えるのかと思いきや、」

佐和山城「姫様たちに助けられ、こうして朝日を拝むことができたのだからな」

飛龍”「あ、あの……、先日は本当に提督があのようなことを言って申し訳ありませんでした……」

ヲ級”「ヲ」

佐和山城「そうだな。まんまと一杯食わされたぞ、私も皆も(…………この『ヲシドリ』とか言うのはいったい何なのだろうな?)」

佐和山城「だが、不思議と悪い気はしなかった」

佐和山城「堪え切れずに無断で外に出たのは私だし、賊に後れを取ったのも私の責任だ」

佐和山城「そこを石田少将が便乗したとはいえ、これまで唐津を襲い続けてきた【兜】共の本拠を壊滅させることができたのだ」

佐和山城「もう、怒りや恨みを通り越して惚れ惚れする他なかったな」


―――――― 一人でここまで事を運んでしまったのだからな。


飛龍”「………………」

名護屋城「どうしました、飛龍さん?」

飛龍”「また提督は一人で無茶をやって………………いつもいつも提督は一人になろうとする」

ヲ級”「ヲヲ」

佐和山城「…………そういうことか」

名護屋城「確かに、石田様は人と群れることには苦手なようにお見受けします」

名護屋城「ですが、それは『他人よりもできることが多い』がゆえの孤立のように思えます」

名護屋城「石田様は、その、石田治部と比べられることが本当にお嫌いなので、比べて評するのは気が引けますが、」

名護屋城「石田治部と並ぶ“無双の才覚”の持ち主たったからこそ――――――、」

名護屋城「しかしながら、石田治部とは違って仕えるべき主君の違いによって、」

名護屋城「他人からの理解を求めることを諦め、孤独を愛するようになったように思います」

飛龍”「え……」



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