17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 22:16:46.68 ID:q0cIlhBN0
不思議なことに、母は朝になると記憶が戻る。
二人分の朝食を作り、仏壇の湯のみに入れる緑茶を何よりも先に淹れるのだ。
叔母や叔父も最初、母を入院させた方が良いと言っていたのだが、
母の異常な言動は夕方から夜にかけてだけだったので、様子見ということになった。
母の中ではその時間帯、父が家にいたりいなかったりする。
私は自室に戻り、ベッドへ体を預けた。
「……」
私は父であり、娘になる。少し、慣れた。
いや、慣れるように努力したのだ。その努力は今も続いている。
人は、それを異常だと言うかもしれない。
「……」
私も、たぶん、受け止められていないのだ。
階下から、テレビの音が聞こえてくる。
耳を澄ましてそれを聞いているうちに、私は眠りに落ちていった。
382Res/247.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。