過去ログ - 【モバマス×ニンスレ】ドリンク・ディペンダンス
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86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 00:00:34.54 ID:UNIuCqsdo
モバPはジェイエスの腰を払い、転倒させた。

その隙にカレンに駆け寄り救出すると、ジェイエスから隠れるようにして自分の後ろにかばった。

一方で起き上がったジェイエスは邪魔されたことに怒りの炎を燃やしている。
以下略



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/27(水) 00:01:43.08 ID:UNIuCqsdo
2人が睨み合ったまま動かず、奇妙に静かな時間が流れた。

それは永遠にも似た刹那だった。71


88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 00:05:32.60 ID:UNIuCqsdo
ゴウ!天井に備え付けられている換気扇が一斉にフル稼働し始めた。

その音共にモバPとジェイエスが同時に前へ跳んだ。

「アバー……アッ?」
以下略



89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 00:07:51.61 ID:UNIuCqsdo
モバPはフーリンカザンが相手に取られている状況で、少しでも有利な空間を作ろうと一瞬の状況判断で投げ捨てた端末上に相手が来るように誘導したのだ!

そして、店内を満たしていたピンクの霧は換気扇によって晴れつつある。

モバPはメンポを剥ぎ取り、思い切り空気を吸い、吐き出した。 73


90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 00:14:00.32 ID:UNIuCqsdo
新鮮な空気が肺を満たし、全身に力をもたらした。

モバPはその力を全て自らの手に込め、前へ突きだした。

「イィィィヤアアア!」
以下略



91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 00:50:50.42 ID:UNIuCqsdo
モバPはジェイエスが起き上がらないのを確認すると、ジェイエスをカイシャクしようと足を頭に載せ、踏み潰そうとした。

だが、そこで踏み潰すことを思いとどまり、ジェイエスを引き起こした。

彼には情は無いはず。
以下略



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 00:53:33.07 ID:UNIuCqsdo
モバPはジェイエスとカレンを車に乗せ、急発進させてその場を去った。

店内で幻覚に苦しむ客のことを心配などしていられない。

モバPにとって守るべきは、自分の事務所とアイドルたちだけなのだから。
以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/27(水) 00:54:25.34 ID:UNIuCqsdo
―――――


77


94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:01:01.59 ID:UNIuCqsdo
「そうですか。ご苦労様でした」

モバPから報告を受けたチヒロはにこやかに答えた。

すでにカレンは事務所と懇意にしている秘密病院に緊急入院させてある。
以下略



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:02:40.09 ID:UNIuCqsdo
「チヒロ=サン。こいつを渡す前に聞いておきたいことがある」

モバPは事件の顛末を話し終えた後、真剣な面持ちで切り出した。

チヒロはにこやかな顔で質問するな、と無言の圧力をかけてくるが、それを無視して話し続けた。 79


96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:03:46.47 ID:UNIuCqsdo
「こいつが狂った原因は一体なんだ?」

「カロウシするほど追い詰められていたわけではないし、薬物をオーバードーズするほど不満があったわけでもないだろう」

「……」チヒロは無言だ。
以下略



97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:05:24.44 ID:UNIuCqsdo
チヒロはしばらく沈黙した後に口を開いた。

「私が話さなければ、それにインタビューしますか?」

チヒロは亀甲縛り(これもアヤメから教えてもらったニンジャ拘束・ジツの一種だ)されたジェイエスを見下ろしながら答えた。
以下略



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:07:13.32 ID:UNIuCqsdo
「……」

「取引に使うつもりで生かしておいたんですか?これをそのまま病院に連れて行って検査でもしてもらいますか?」

チヒロのにこやかな顔は変わらない。
以下略



99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:09:34.00 ID:UNIuCqsdo
「ねえモバP=サン。私はあなたに十分すぎる力とそれを存分に発揮できる環境を与えています。あなたのおかげでアイドルたちも健やかに活動できています。それでいいではありませんか?」

チヒロが身を乗り出しワン・インチの距離に迫る。半ば脅迫めいたアトモスフィアを漂わせ始めた。

「何か不満でも?」 83


100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:11:01.75 ID:UNIuCqsdo
「……」

モバPは無言で膝を屈した。

チヒロはそれを見て満足気に忍び笑いを漏らした。
以下略



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:14:10.32 ID:UNIuCqsdo
「そうそう、ジェイエス=サンがいなくなることですし、モバP=サン。あなた渉外の仕事もやりませんか?きっといい仕事が出来ますよ?」

「断る」

モバPは短く言い捨てて部屋から退出した。
以下略



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:21:48.34 ID:UNIuCqsdo
マッポーの世でなくとも人は心を病み、違法薬物に手を染める。そうでないならなおさらだ。

このマッポーの街で生きるならば注意しなくてはならない。

今も自分が飲んでいるジュースに、中毒性のある罠が仕掛けられていないかを。 86


103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/27(水) 01:23:02.60 ID:UNIuCqsdo
第1部「ネオプロダクション炎上」より:ドリンク・ディペンダンス

終わり


104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/27(水) 01:26:52.08 ID:PcCH8qyWo
オツカレサマドスエ
チヒロ=サンが原作に居ないタイプの黒幕アトモスフィアで非常にコワイ!


105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/27(水) 01:29:18.78 ID:UNIuCqsdo
これにてこのSSはおしまいです。オツカレサマドスエ

なおこのSSにおいても度重なる誤字、脱字が見られ
担当者は「太陽が眩しかったから」などと弁明を始めたため
メカ千早の部品工場へ送られました。
以下略



106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/27(水) 01:39:12.90 ID:i8pRc//10
オツカレサマドスエ
和菓子屋シオミのマッチャを飲んで休むといい
オハギはダメだ


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