17:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:12:49.73 ID:HDd5UF4lO
五代目に呼び出されたのは俺だけで、ナルト達は、可能ならまた明日から任務に向かうよう指示を出されていた。
ナルトは任せてくれと、威勢よく答えた。
俺は何か嫌な予感がしたが、なにも言わなかった。
「カカシ、すぐにこの男を捕まえてきてくれ」
どうやら護送中の犯罪者が逃げ出したらしい。
わざわざ呼び出されて向かうのだから、相当覚悟しなければならないのかもしれない。
不安そうに見つめるナルト達に、俺は笑顔を作った。
「ま、俺も頑張るから、お前らも頑張ってちょーだい」
はい、と力強い声が俺を送り出してくれた。
こんな時、あいつらの担当上忍で本当に良かったと思う。
俺は他里への道を何時間も走った。
寝ないまま次の日の朝を迎えた頃、道中で護送班と合流し問題の男を見つけた。
手裏剣の空を切る音が無数に響く。
気がつけば一対一になってしまった俺は、手裏剣を避けきれず地面に崩れ落ちた。
「へっ、ザマァねぇや……」
男は変わり身に気がつかず、顔をひきつらせて笑っている。
だが、俺に背後をとられ、すぐに笑みを引っ込めた。
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