過去ログ - 闇条さんとフレンダさん☆3巻再構成
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69: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/09/02(火) 01:11:36.00 ID:gzrdnyhk0
白井が見ていたのは、建物と建物の隙間だった。
上条「ああ、確かにな」
白井「見てねえだろうが!」
白井はガタンと机を鳴らして身を乗り出すと、数式と格闘中の上条の顎を強引に横へ向ける。
上条「ちょっ…ひはいはらはらせ(痛いから離せ)」
涙まじりの懇願に、白井はようやく顎を掴んだ手を離した。
上条は少々赤くなった下頬をさする。つまらなそうに頬杖をついて窓の外を眺める。
窓の外、二車線を挟んだ向かい側の歩道には今は誰もいなかったが、上条は店についた時から横目で見ていた。
建物と建物の隙間のパイプの張り巡らされた細い道を、たくさんの学生たちが出入りするのを。
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