過去ログ - 律「澪と寄り道して帰る話」
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90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 23:28:18.08 ID:Gqx9SXLWo

 想像力と体温がつきない限り、どこにだって行ける。
 それだけで、私、これからも生きていける。
 澪がいうのはそういうことらしい。

「だから、私はもう大丈夫。律も私も、二人とも大丈夫なんだ」

 最後にはっきりと付け加えた。

 遠くでバスが停車するブザーが聞こえて、
 青信号とともに無数の足音が広がって、
 頭の上で電線から鳥が滑空しだして、
 そよ風はまだ冷たくて、手の熱はあったかい。

 ここにいてよかった、ってこの瞬間ほんとに思えた。



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