過去ログ - 櫻井桃華「あら、あなた忘れ物をしておりますわよ?」都築圭「ごめん、静かにして」
1- 20
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 18:35:25.51 ID:Woysc1rB0

圭「後は、なんだったかな。そう、ポーランドを離れたショパンの生い立ちと、それが彼のピアノに与えたものっていうごくごくどこにでもあるような話題と……」

桃華「え?」

圭「リパッティとツィメルマンの比較。曲それぞれにあるヴィヴァーチェがもたらす表現上の意味の差異」

桃華「あのぅ……」


音葉「あと演奏者が肉薄すべき領域について……」


桃花「音葉さん! 戻ってきておりましたの!」

圭「そうそう。己が人生を乗せるその段階で、『譜面』を魂のどこに置くべきか……完遂と支配のせめぎあい」

音葉「そのはざまに落ちる理性と天界の夕景の色……」


桃華「も、もういいですわっ!!」


星花「――音葉さん、その言い回しは流石に少し難解ですわ。それでは疎外感を覚えることも無理からぬ話というもの。ね、桃華ちゃん?」

桃華「あ、星花さん……」

星花「練習を見に参ったところ、廊下で音葉さんと出くわしましたの。桃華ちゃん、音楽家同士の話というのは往々にしてこのような思想の領域に踏み出すものですのよ。今理解できなくとも構いませんわ」

桃華「そ、そうですの」

星花「やきもきしてしまうのも、仕方がありませんけれど、ね♪」

桃華「別にやきもきなど、しておりませんわ!」


圭「?」

音葉「?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
123Res/98.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice