過去ログ - エルフが奴隷に堕ちた理由を考えてみたりなど
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 21:32:00.94 ID:q+P0GBGRo

 元は何かの器だったと思しきいくつかの破片があった。
 それから価値のあるなしも不明な木彫りの像。
 汚れ破れていなければ上等だったろう毛織物のなれの果て。
 それらの物に統一感はなく、生活のための品というよりは売り物に見えた。
 とすると金持ちの引っ越しの類ではなくどこぞの商人の馬車か。

 使えそうなものも売れそうなものも、何もない。
 彼は諦めて、入った側とは反対の方から外へ出ようと踏み出した。
 その時視界の端に何かが引っかかる。
 空の木箱が積み重なった陰に、何かの気配を感じた。

 青い瞳と目が合った。



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