過去ログ - エルフが奴隷に堕ちた理由を考えてみたりなど
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126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 17:14:22.70 ID:rTWGyU3/o

 旅の先に待つものなんてありはしない。
 だって二人の旅は終わらない。
 どこまでも続くのならば果てはない。

 それにもし仮に待つものがあったとして、それは目に見えないものなのかもしれない。
 あの子守歌と同じだ。
 子熊が探す紅い葉は、見つからなくてもちゃんとある。
 眠る子熊の上でそれは確かに揺れている。

「そういえばだけどね」
 エルフが不意に口を開いた。
「わたしの名前、面白いわよ」

「? どんなだ?」
「エルフの言葉で、紅い葉。"紅葉"というの」
 彼は呆気にとられて口を開いた。



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