過去ログ - エルフが奴隷に堕ちた理由を考えてみたりなど
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/31(日) 18:08:21.40 ID:htogreJXo

「……夜、外で声がして、それから馬車が倒れた」
 今度は答えがあった。
「賊に襲われたのか?」
「分からないわ」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/31(日) 18:09:11.44 ID:htogreJXo

「わたしは馬車が横転した時に気絶したらしい。
 意識を失う前より一緒に積まれていた荷物が減っているから誰かが持ち出したのだとは思う」
 やはり野盗に襲われ強奪されたとみて間違いなさそうだ。

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/31(日) 18:09:41.66 ID:htogreJXo

 会話に微妙な違和感が生じている気がする。
 頭の中をかすかにくすぐられるかのような。
 はっきり言って不快だった。

以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/31(日) 18:10:18.65 ID:htogreJXo

 彼は後ろ手にナイフを取り出し、突き付けた。
 なるたけ恐怖を与えるようにゆっくりとした動作。
「おい」
 声も心持ち低くなる。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/31(日) 18:10:57.82 ID:htogreJXo

「どうせここにいても飢え死にだぞ! 分かってるのか!」
「もちろん」
 恫喝の勢いはその一声で削がれた。
「行かなければそのうち死ぬわね、わたし。行っても死ぬかもしれないけれど」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/31(日) 18:11:36.25 ID:htogreJXo

 エルフはあっさり答えてフードをかぶりなおした。
「行きましょう」

 彼は呆気にとられる。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/31(日) 18:12:07.67 ID:htogreJXo
つづく


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/31(日) 23:00:21.95 ID:1Qc6idqD0
おもしろい


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/01(月) 14:31:55.58 ID:ha2ryYp8o
なるほど?


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 14:57:36.54 ID:CYET1goWo

 川で水を汲んでエルフに軽く汚れを落とさせた後、夜までを歩いた。
 彼女が早まって逃げ出しはしないかと警戒していたのだがそうなることはなかった。
 食料や道の情報を持っているこちらから離れれば危険ということを分かっているのか。
 何はともあれエルフに向ける注意は次第に緩んだ。
以下略



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