過去ログ - エルフが奴隷に堕ちた理由を考えてみたりなど
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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2014/09/10(水) 21:37:36.25 ID:EuprKhDmo
「待てよ」
荷物を背負ったエルフに支えられ立たせられて彼は慌てた。
「俺は大丈夫だって」
以下略
100
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2014/09/10(水) 21:38:53.86 ID:EuprKhDmo
日が暮れ夕焼けが地平に消え闇が落ちても彼女は歩き続けた。
その頃には彼はあがくことさえ忘れてぼんやりと足を運んでいた。
この先には別れがある。人里へ着けば彼女は捕らえられてしまう。
以下略
101
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2014/09/10(水) 21:39:44.96 ID:EuprKhDmo
エルフが口を開く。
その唇が歌を紡ぐ。
きらきらちらちらと銀の砂のように輝くその歌を。
以下略
102
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2014/09/10(水) 21:40:58.38 ID:EuprKhDmo
つづく
あと少しで書き溜めが完結するので明日には投下も終わるはず
103
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2014/09/11(木) 14:00:59.30 ID:rTWGyU3/o
……
目を覚ました。
長い長い夢を見ていたような気分だった。
以下略
104
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2014/09/11(木) 14:01:39.88 ID:rTWGyU3/o
そして気づく。
(あいつはどこだ?)
エルフがいない。
以下略
105
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2014/09/11(木) 14:02:17.70 ID:rTWGyU3/o
どことなく気圧されるものを感じながらも彼はさらに訊ねた。
「……あいつは?」
老人は 彼の下まぶたの裏の色を確かめるばかりで答えない。
そこでようやく気づいた。この老人は医者のようだ。
以下略
106
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2014/09/11(木) 14:03:02.46 ID:rTWGyU3/o
医者は一通り診察らしきものを終えるとそのまま出ていこうとした。
「おい!」
彼が呼び止めると医者はこちらを振り向いてぼそりと言った。
「首長に訊け」
以下略
107
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2014/09/11(木) 14:03:53.90 ID:rTWGyU3/o
首長にはそれから間を置かずに会うことになった。
まだ違和感があるもののすっかりよくなった体を立たせて外に出ようとしたその時、再びドアが開いた。
「おや。もう立てるのか」
恰幅のよい男が入ってきて彼に笑いかける。
以下略
108
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2014/09/11(木) 14:04:20.30 ID:rTWGyU3/o
「ふむ、そうか。まあそれはいいだろう」
そう言って首長は表情を真剣なものに変えた。
「本題に入ろうか」
以下略
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