108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/10/29(水) 00:04:40.52 ID:GP7Dgwbn0
「陸奥さんには、もう前に進むだけの力しか残ってない。私たちが失敗するわけにはいかない」
「言われなくたって、分かってるわよ」
曙がぶっきらぼうに言った。それに陽炎は笑って、応えた。
「だから、出来るだけ近づく。もちろん抵抗は受ける。でも、そんなんで怯む私たちじゃないわよね?」
「はっ、当然ね」
「も、もちろんです!」
曙がすごみのある笑顔で言い、潮は、喉をがごくりと鳴らしながら頷いた。
白い、大きな影が徐々に近づいてくる。もう、いつ撃たれてもおかしくない。
「両舷前進最大戦速! 一気にいくわ!」
駆逐艦の名に懸けて。陽炎たちは、海上を疾走していった。
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