116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/10/30(木) 01:09:05.71 ID:zmufHibK0
「姉さん……姉さんっ!!」
伸びてくる手を払いのけ、逆に姉さんの胸元に手を伸ばす。
胸元は、肌が固くなり、幾重にも折り重なって分厚い装甲となっている。
指先が近づけば近づくほど、姉さんの胸元は、赤く光り、抵抗するように脈動した。
姉さんは、同じ人とは思えないような唸り声を上げ、私を振り払おうとする。
やめて、姉さん。私に、助けさせて。
必死で手を伸ばし、端に指をかけた。
どうなるか、まだ確信がない。でも、これしか方法が無い。
私は力を込めて、その一つを、引き剥がした。
!!!!!!!!!!
涎をまき散らしながら、姉さんが絶叫する。姉さんの真っ白な肌が、血に染まった。
引き剥がしたそれを、すぐに投げ捨て、つぎに手をかける。
肉が裂ける嫌な感触が、手を通して伝わってくる。
もう姉さんは、私を押し退けようとしていない。やみくもに私を殴っている。
その一つが、顎にあたり、視界がちらついた。
駄目。ここで負けたら、姉さんを助けられない。
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