84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/09/17(水) 21:45:59.55 ID:Ymp431LA0
「どうせ檻に入るんだから、手錠ぐらい外してくれても良いんじゃない?」
男たちの動きが止まる。大鳳を振り返り、判断を仰ぐ。
残念ながら、大鳳は、首を横に振った。
「戦艦の馬力は良く知っています。そして、この房は放置されて長い。あなたが逃げ出せる隙を与えるわけにはいきません」
「……ケチねえ」
「本隊はすぐに到着します。それまで、我慢して下さい」
「わかったわよ」
内心、舌打ち。こうも縛られていたら、逃げられるものも逃げられない。
状況はマズい方向に転がり始めている。私には、それを止める手だてがない。
背後で、檻が閉じられ、鍵がかけられた。もう、逃げられない。
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