85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/09/17(水) 21:47:29.44 ID:Ymp431LA0
悩んでいるうちに、時間が過ぎていく。本隊が到着するまでは、あとどれくらいあるのだろう。私の運命が決まってしまうまであと、どれくらいあるのだろう。
「そこ、通してもらえる?」
聞き慣れない声が聞こえたのは、そんな焦りのただ中にあるときだった。
「ダメ? ……なら、これで、どう?」
男たちの前にいたのは、やはり見慣れない女の子だった。艦娘、だろうか。
声と同時に、女の子の小柄な身体が、宙を舞った。男の片方に飛びかかると、首に脚を巻き付け、反動をつけて投げ飛ばした。その先にいた、もう片方の男も当然ながら、巻き添えになり、床に叩き付けられる。
下敷きがあったおかげで、気絶を免れた男に近づくと、その顎を、少女は素早く蹴った。
脳を揺さぶられた男は、何も言わず昏倒した。
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