過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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108: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/04(木) 18:02:04.10 ID:iR4Hhd9+o

 春休みの学校内は人もまばらで静かだ。

 しかし、新生スクールアイドルμ’sの練習は連日続けられていた。

 ダンスと歌唱の指導は海未と雷電がやっている。

 ステージに上がるのは穂乃果、ことし、そして海未の三人であることが決まっている。

 そんな中播磨は、

(あれ? 俺ってあんまりやることなくね?)

 ふと気づいてしまった。

(何やりゃいいんだろうな)

 部活申請のために副部長に就任した播磨であったが(ちなみに部長は穂乃果)、

特に歌唱やダンスに自信があるわけでもない。

 楽器は多少できるけど、作曲ができるわけでもないし。

(作曲? 作曲かな。いや、しかし)

 自分の在り方に迷う播磨。

 熱気に包まれた練習用の空き教室の中で、播磨は一人孤独を抱えていた。

 それはまるで会社の窓際族のように。

「ちょっと飲み物買ってくるぜ」

「ああ」

 繰り返しの練習も見飽きた播磨は、雷電にそう言うと教室を出た。

 飲み物は学校の購買近くにある自動販売機で売っている。

 だがすぐに行って帰ってきても何だかつまらないので、とりあえず彼は学校内を

歩いて時間を潰すことにした。

  



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