過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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◆4flDDxJ5pE
[saga]
2014/09/07(日) 21:16:20.78 ID:mnqOCDlBo
「畜生……」
その夜、播磨は携帯電話を睨みながら悩む。
穂乃果や雷電相手なら、こんなに悩むこともないのだが相手はお嬢様だ。
(くそっ、んなこと気にしてどうすんだよ。ちっと礼をするだけじゃねェか)
播磨は勇気を振り絞り、電話をかける。
呼び出し音が鳴り、相手が出た。
『……はい』
やや不安そうな声。
だが間違いなく真姫の声だ。
「もしもし、西木野か? 播磨だけど」
『ど、どうされたんですか? 播磨先輩。電話で』
「ん? ああ」
真姫と連絡を取る際は、いつもメールを使っていたのだ。こうして電話をかけたの
は初めてかもしれない。
「そのよ、明日の土曜日なんだけどよ。夕方時間あるか?」
『夕方ですか?』
「まあ、だいたい六時ごろかな」
『あると、思いますけど。また作曲の話ですか?』
「ああいや、そうじゃねェんだ。もちろんそれも関係あるんだけだよ」
『え? どういうことです』
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