過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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51: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/01(月) 19:57:55.66 ID:WS99sdT7o

「ち、近づいちゃだめにゃ! カヨちんには指一本触れさせないにゃ」

「そんなに警戒しなくてもええやろう? 優しくしたるでえ」

 五人くらいのガラの悪い連中が中学生くらいの二人の少女を取り囲んでいた。

 顔はよく見えないが、二人が怯えているのはよくわかる。

「おいっ、何をやってるんだ」

 播磨は声をかけた。ビルの谷間なので声がよく通る。

「ああ? なんだテメー」

 五人の男たちが全員こちらを見る。どいつもこいつも頭の悪そうな顔をした連中だ、

と播磨は自分のことを棚に上げて思った。

 男たちの中心には、髪の短い活発そうな少女と、セミロングでメガネをかけた気弱

そうな少女の二人組がいた。メガネをかけているほうは涙目、髪の短い方はまるで

子猫を守る母猫のように威嚇しているが明らかに恐怖を感じているようだった。

「そこの二人、嫌がってるみたいじゃねェか。無理なナンパはカッコ悪いぜ」

「あんだとテメー。関係ない奴は引っ込んでろ」

「そう言われても、目の前で不快なモン見せられて、黙っているほど俺も寛大じゃないんでな」

「舐めやがって。やんのかコラ!」

 五人組の一人が一歩前に出て威嚇してくる。

 播磨は大きく息を吸った。

「……何をやるってんだ?」

 静かだが、ドスを効かせた声で睨みつける。

「……!」 


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