過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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◆4flDDxJ5pE
[saga]
2014/09/26(金) 19:34:54.21 ID:lgRC4ZgGo
ふと、ことりが上目づかいをした。
心なしか、身体の周りにはキラキラしたものが見える。
「ぬっ!? 例の衣装作りか。ふん、この俺にかかればちょちょいのちょいだ。
どけ、播磨」
そう言うと、飛燕は播磨を押しのけるようにミシンの前に座る。
「おい、何をするかわかってのんのか」
「お前に言われなくてもわかっている。俺を誰だと思っているんだ」
飛燕は瞬時に、何をしなければならないのか把握したらしく、物凄い早さで準備を
整えた。
「そりゃああああ!!!」
うるさい、けれど作業スピードは速い。播磨の四倍、いや五倍くらいか。手先が
器用な雷電ですら敵わないくらいの素早さ。
まるで大量生産の機会のように衣装が形作られていく。それもかなり正確に。
「なんか、凄ェ奴だな、お前ェの兄貴は」
居場所を無くした播磨はことりにつぶやく。
「例の病気(シスコン)さえなければ、とってもいいお兄ちゃんなんだけどな」
「どりゃどりゃどりゃどりゃあ!」
その後、雷電も戻ってきた南家では衣裳作りが急ピッチで進んだ。
かなり遅れていたスケジュールも、飛燕の謎パワーによって急速に進み、何とか
ラブライブの予備予選には間に合いそうであった。
つづく
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