過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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613: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/26(金) 19:34:54.21 ID:lgRC4ZgGo

 ふと、ことりが上目づかいをした。

 心なしか、身体の周りにはキラキラしたものが見える。

「ぬっ!? 例の衣装作りか。ふん、この俺にかかればちょちょいのちょいだ。

どけ、播磨」

 そう言うと、飛燕は播磨を押しのけるようにミシンの前に座る。

「おい、何をするかわかってのんのか」

「お前に言われなくてもわかっている。俺を誰だと思っているんだ」

 飛燕は瞬時に、何をしなければならないのか把握したらしく、物凄い早さで準備を

整えた。

「そりゃああああ!!!」

 うるさい、けれど作業スピードは速い。播磨の四倍、いや五倍くらいか。手先が

器用な雷電ですら敵わないくらいの素早さ。

 まるで大量生産の機会のように衣装が形作られていく。それもかなり正確に。

「なんか、凄ェ奴だな、お前ェの兄貴は」

 居場所を無くした播磨はことりにつぶやく。

「例の病気(シスコン)さえなければ、とってもいいお兄ちゃんなんだけどな」

「どりゃどりゃどりゃどりゃあ!」

 その後、雷電も戻ってきた南家では衣裳作りが急ピッチで進んだ。

 かなり遅れていたスケジュールも、飛燕の謎パワーによって急速に進み、何とか

ラブライブの予備予選には間に合いそうであった。




   つづく


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