過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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632: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/28(日) 19:44:18.03 ID:CPJzR2pqo

「あ、ああ。わかってるって」

「エリチは素直やないねえ、拳児はんが近くにおらへんと寂しいって、素直に言うたら

ええのに」

 そう言って希は絵里の頬を人差し指でツンとつつく。

「ななな、何言ってんのよ希!」

「そんだけ言えりゃあ大丈夫だな」

 こんな自分でも少しは勇気づけることができたのだろうか。

 播磨は自分自身の無力さ、小ささを改めて認識する。

 他人事には思えない。

 学校存続、夢の実現、心の成長、それぞれの思いが交錯しながらチームは一つに

まとまり、そして舞台へと旅立っていく。

「穂乃果!」

 最後に播磨は穂乃果に声をかけることにする。

「俺は舞台には上がれねェ。だから、頼むぜ。リーダー」

「……うん。任せといて」

 少しぎこちない笑顔で親指を立てる穂乃果。

 これから彼女たちは衣装の検査がある。

 だから急がなければならない。

「お前ェは一人じゃねェ。仲間もいる!」

 ゆっくり離れながら、播磨は言葉を続けた。

「う、うん」

「そうだよ穂乃果ちゃん」

 そう言ってことりは穂乃果に抱き着いた。


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