過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
1- 20
648: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/28(日) 19:52:50.60 ID:CPJzR2pqo

「ウチも辛いんやで……」

「後で死ぬほど慰めてやるよ」

「本気にするよ?」

「絵里、お前ェもあんまり無理すんなよ。生徒会長とか、この場では無しだぜ」

「私は大丈夫よ」

 気丈に振る舞う絵里の姿がまた切なかった。

 一年生組や二年生組は互いに声を掛け合いながら、楽屋へ戻って行く。

 播磨は、彼女たちが着替え終わるまでロビーで待つことにした。

 もう、残りの学校のステージをゆっくり見ている気にはなれなかったからだ。

「雷電、色々迷惑かけてすまなかったな」

 播磨はとりあえず雷電に謝る。

「何を言っている拳児。まだ終わってないだろう」

「だけどよ」

 パフォーマンスの最中にあれだけ派手に転倒したチームは他に無い。

 これで予備予選を通過する、というのはかなり難しいだろう。

 播磨は携帯電話を取り出した。

「確か、登録してあったはずだが……。あった」

 とある番号を見つける。

「もしもし、月子さん?」

 播磨がかけたのは、月光の家、月詠亭だ。

『拳児くんが電話してくるなんて珍しいのです。何かあったのですか?』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
949Res/905.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice