過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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710: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/01(水) 17:58:40.25 ID:vZ0/dDsXo



 二日目、それも夜だ。

 丸二日間歩きっぱなしだった播磨たちの疲労はピークに達していた。

 風呂にも入れず、やわらかいベッドで寝ることもできなかったため、身体の節々が

痛い。幸い、水や食糧は、途中の補給ポイントでいくつかもらえたので空腹だけは

なかった。

「目的地也」

 そう言って王大人は立ち止まる。

 そこには巨大な洞窟が姿を現していた。

「何だここは。今夜はここに泊まれってか?」

 野宿するよりはマシかもしれないけれど、寝ている間に虫が顔の上とかに落ちてきそう

で嫌な場所だ。

「否、ここには不泊。此の奥に荒ぶる神有り、討伐すべし」

 そう言うと、王大人はどこから持ってきたのか、布に包まれた棒状の物を播磨に

渡した。受け取るとずっしりと重い。

「なんじゃこりゃ」

「……」

 王大人は答えない。

 仕方ないので自分で紐を解いて中を見ると、見事な日本刀が出てきた。素人の播磨

にも、これがかなりの銘刀であることはわかる。


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