過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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◆4flDDxJ5pE
[saga]
2014/10/02(木) 19:38:36.34 ID:3j7CaiHGo
巨大蜘蛛の糸を寸前でかわす播磨。
「雷電!!」
播磨の声に反応した雷電が矢を放つ。
しかし、上手く当たらない。
「くそっ、ダメか」
日本刀の一閃が効かない相手に、弓矢で対抗しようという方が間違いなのかもしれ
ない。
敵も学習してきたようで、弱点である目の辺りを保護するようになってきた。
(もっとこちらに注意を振り向けなければ。しかし、このままじゃあ囮にもなれねェ)
播磨がそう思っていた時である。
「!?」
不意に熱いものを感じた。
「これは……」
光っている。
播磨の手に持っている日本刀が光っているのだ。
星や月明かりに反射して光っているわけではない。
もっとこう、根本的な光だ。ぼんやりとしたその光は微かに熱を帯びていた。
(どういうことだこりゃ)
王大人が渡しただけのことはあり、こん刀でないとあの蜘蛛はやれないってことか。
播磨はそう理解する。
「どりゃああああ!!!」
播磨は再び刀を振り上げた。
まだ、効かない。
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