過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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792: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/05(日) 17:33:12.93 ID:yguzjLR4o


 
 海未は拳法道場で学んだ体力と精神力を糧に、正義感の強い少女へと成長していく。

 対する雷電は幼い頃のまま、心優しい少年に成長していった。

 二人の性格は真反対であったけれど、それでもわりと上手くいっていたようである。

「雷電くん、海未ちゃん! おはよう!」

 二人の登校中、元気に挨拶してきたのは同級生の高坂穂乃果であった。

 彼女はとても元気がいい。

「おはよう、穂乃果」

「おはよう」

「二人は相変わらず仲良しだね」

 穂乃果は言った。

「もう、穂乃果までそんなこと言わないでよ」

 この時期になると、二人の仲をからかう同級生も出てくるけれど、穂乃果は純粋に

二人の仲を羨ましがっているようだ。

「ケンジくんなんか、最近一緒に登校してくれなくなっちゃってね」

 そう言うと、穂乃果は少し寂しそうな顔をする。

「きっと、恥ずかしがってるんだよ」

 と、雷電は言った。

「そうかなあ。それに、下の名前で呼ぶと怒るんだよ」

「周りに冷やかされるのが嫌なんじゃないかな。拳児はきっと、穂乃果のことを大事

に思っているよ」

 雷電はあくまで優しく答える。


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