過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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791: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/05(日) 17:32:38.48 ID:yguzjLR4o

「うーん。海の上ではね、陸(おか)のように他に助けてくれるひとがいるわけじゃ

ないから、船に乗っている仲間同士でキチンと助け合いをしなきゃいけないってこと」

「それじゃあ、仲間を助けるために強くならないといけないじゃない」

 少女は言った。

「確かにその通りだけど、皆が皆海未みたいに強いわけじゃないし、それに、それぞれ

得意な分野も違うわけだから」

「もう、本当に雷電は理屈っぽいわねえ。男だったらこう、悪い奴は全員倒す、みたい

に正義のヒーローとかに憧れなさいよ」

「正義のヒーローだって、無闇やたらに暴力を振るっているわけじゃないよ」

「ああ、もう! そうやって自分が弱いことの言い訳にしてるんでしょう? 格好悪い」

「……」

「もっと鍛えて強くならないとダメよ」

 そう言うと、海未と呼ばれた少女は、雷電少年の背中を平手でパンと叩く。

「うぐっ」

 道着越しではあるけれど、かなりの衝撃だったようで雷電は少しよろめいてしまった。



 それから数年――


 


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