過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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◆4flDDxJ5pE
[saga]
2014/10/05(日) 17:38:18.82 ID:yguzjLR4o
生身の人間が殴り合う。そんな状況だ。
それも多数対一人。
不利。
圧倒的に不利。
どう対処する。
隙を見て逃げる。
そんな選択肢は彼女にはなかった。
意地でもこの卑怯な男子連中に一撃を加えてやりたかった。
「悪いが助けはこないからな」
そう言うと、川城はわざとらしく指を鳴らした。
北●の拳のように上手くボキボキとは鳴らず、マヌケな音が少し聞こえただけであった。
だが上級生はそんなことも気にしてはいないようだ。
「こんな多人数で、私一人を襲うのですか?」
海未は挑発するように言った。
こうすれば一対一に持ち込めるのではないか。
そう思ったからだ。
「ああん? 舐めてんのかクソが。本当に生意気な奴だ」
「そうですよ川城さん。やっちゃってください!」
いじめっ子の一人がそう言った。
典型的な小者っぷりに頭が下がる思いだ。
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