過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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811: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/07(火) 19:44:54.77 ID:AiPFpAVso

 ラブライブ本予選(最終予選)まであとわずか。

 合宿を終えたμ’sのメンバーに休んでいる暇はなかった。

 夏休みでも学校で練習をし、夕方に帰る。

 帰る頃にはみんなヘロヘロになっていたことは言うまでもない。

「しっかりしろ穂乃果」

「ういい。大丈夫だよお」

(そういや、こうして穂乃果と一緒に帰るのは久しぶりかもしれねェな)

 ふと、播磨はそう思った。

 夕方の学校を穂乃果と二人で歩く。

 いつも元気な彼女も、今日ばかりは口数が少ない。

(無理もねェ。ここ数日ろくに休みもなく練習しまくってるからな)

 休ませてやりたかったけれど、いかんせん時間がない。

 何より、彼女自身が休むことを拒否するであろうことは言うまでもないことだ。

 それだけ、今穂乃果は真剣だった。

(こんなにも真剣な穂乃果を見るのは初めてかもしれねェ)

 播磨は心の中で感心する。

 そんな時である。

 校門の辺りで見かけない人影を発見する。

「誰だ」

 ストーカー事件のこともあるので、わりと警戒する播磨。

「あわわ。失礼しました。決して怪しい者ではありません」

 ポニーテールにした女性は焦りながらもそう言った。

「本当に怪しくない奴は、ンなこと言わねェだろうがよ」


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