過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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816: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/07(火) 19:47:58.90 ID:AiPFpAVso

「チーム内のムードというか、空気は重要だと思うぜ。こういう人数の多いグループ

なら猶更だ。今回俺たちが参加するラブライブの北関東地区ブロックの予選は、

UTX学院のA−RISEをはじめ実力者揃いだ。そんな中、周囲や会場に呑まれず

のびのびとパフォーマンスができるのは、それぞれのメンバーの技術もそうだが、

それを補って余りある前向きな気持ちが重要だと俺は考えている」

「今、A−RISEの名前が出てきましたが、やはり今回の最終予選での最大のライバル

はA−RISEですか?」

「A−RISEは確かに凄いと思うが、俺たちとは少し路線が違うと思う。まともに

やりあったら勝てる相手ではないけれど、違う路線で攻めれば勝機も皆無ではないと

思ってるけどな」

「路線ですか」

「そもそも、A−RISEとμ’s(ウチ)じゃあ、同じアイドルといってもタイプが

違う。こいつは友人に聞いた話だがな、少なくともA−RISEは今のアイドルグループ

のコンセプトからズラすことで人気になったと言われているな」

「それはどういうことですか?」

「それに関しては、俺たちよりも雑誌(そっち)の方が詳しいんじゃねェのか?」

「ウチは播磨さんの現状認識が聞きたいと思ってます」

「ったく。面倒くせェなあ。まあアレだ。A−RISEは、これまで流行ってきた

多人数アイドルの路線とは反対に、少人数実力者を集めたハイレヴェルな技術を武器

にしたアイドルグループとして支持されているんじゃねェのか?」

「まったくその通りですね」

 青葉はそう言って頷く。

「ウチらは多人数アイドルではあるけれど、ご当地アイドルのように人数は多くない。

だからといって、A−RISEほど少数精鋭でもない。中途半端かもしれねェが、

そこらの間隙を突く形攻めていきてェと思う。もちろん、それを決めるのは審査委員

なんだがな」

「ラブライブに話を戻しますが、予備予選のあの『事件』は衝撃的でしたね」

「ああ、あの穂乃果の転倒な」

「大きな怪我が無かったのは何よりですが、我々がそれ以上に関心を持ったのは、

その後のことです」

「それは……」

 播磨は不意にあの時のことを思い出す。

「ステージに向けて大声を出したのは、播磨さんですよね」


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