過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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◆4flDDxJ5pE
[saga]
2014/10/12(日) 20:28:03.06 ID:wl+HBWq5o
一方その頃、控室のモニターで抽選の様子を見ていた穂乃果たちは、
「きゃあああ、どうしようどうしよう! 一番最後だよ。こんなの初めてだよお」
「落ち着きなさい穂乃果」
動揺しまくる穂乃果を止める海未。
「いいですか、確かに順序は重要かもしれませんが、一番重要なのは、いかに良い
パフォーマンスをするか、です」
海未は人差し指を上に向けて言った。
それはまるで、自分に言い聞かせるようにも見える。
「そうよ穂乃果。最初だろうが最後だろうが、自分のやれることを精一杯やる。それ
がアイドルってものでしょうが」
にこは腕を組んだ状態で言う。
しかし、あまり顔色が良くない。
プレッシャーがあるからだろうか。
「大丈夫かなあかよちん」
「大丈夫だよ凛ちゃん。あんなに頑張ってきたんだから」
「……そうだよね。ねえ、真姫ちゃんも」
「あ、当たり前じゃない」
互いに励まし合う一年生組。
一方三年生の絵里と希は落ち着いていた。
少なくとも、見た目は落ち着いているように思えた。
「高校最後のパフォーマンスが、一番最後にできるんやったら、それはそれでええん
やないかな」
希はそう言って笑う。
「よしなさい希。縁起でもない」
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